Intercloudについて

我々がCloud Computingを話題にする場合利用者という立場で物事を考えますが、Cloud Computing提供者側の企業が当然いる訳で、それも一つではありません。彼らは彼らのCloudサービスでユーザを囲い込みたいと思っているはずですが、同時に他のCloud Compuing提供者が提供するCloudサービスを自身がまたは自身のユーザが利用出来るようにしておきたいとも考えます(どうでしょう?)。結局、各提供者は自分の特徴を伸ばしつつ他の提供者との共存を図るということになるのだろうと思います。そういうことを考えているのだろう、と感じるのが最近見かけるIntercloud(Inter-cloud?)という言葉です。

Cloud Computing(例えばAmazonの提供するサービス)が大規模コンピュータシステム(例えば昔のメインフレームシステム)に対応すると想定してみてください。かつてこれらの大規模コンピュータシステム間のオープンな接続の為に、通信プロトコルの標準化(OSI)を行い、次にポータビリティ確保としてAPIの標準化を行いました。Intercloudは(その意味・考え方として)昔のOSIを思い出させます。多分Cloud Computing提供者間のオープンな通信規約などを決めるのだろうと思います。その次にAPIの標準化に対応するような活動が続くのか否かは分りませんが。そして、このCloud Computingの世界で既に次のような相互運用性確保のための活動が始まっています。

  1. Cloud Computing Interoperability Forum (CCIF)
  2. Open Cloud Consortium (OCC)

これらのフォーラムやコンソーシアムがうまく機能するのか、別の団体や国際標準化団体が新たに入って来るのか分りませんが、利用者の立場からも注目しておく必要がありそうです。

Cloud Computingが現状のエンタプライズシステムを置き換えるとはちょっと思えないのですが、そのうち適当なバランスで部分的にエンタプライズシステムにも取り込まれることになるだろうとは思っています。部分的にというのは、レガシー資産はそう簡単にいじれないですし、データ管理の問題、セキュリティやコンプライアンスの問題、等解決すべき課題が多数見えているためです。

Intercloudについて

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