個人レベルのAgilityについて

これまでITを利用する企業のAgility(Agilityについて)を話題にしてきましたが、企業は人から構成されており、個人そして組織がAgileでないと全体としてのAgilityは実現が難しいと感じています。例え企業トップが柔軟な考え方の持ち主だったとしても、企業全体としてそう簡単には変化に対応できない場合があるでしょう。こういった経営サイドの話題はHarvard Business Reviewや多くのビジネス本に任せたとしても、個人レベルのAgilityというのは別に考える価値があるかもしれません。

帰国中のイチロー選手が昔NissanのTVコマーシャルで「変わらなきゃ」と言っていたのが記憶にありますが、例えばCOBOLのプロが急にJavaやC#やSOAのプロに変身は出来ると思えません。やはり常にアンテナを立てて来そうな波を見張っている必要がありそうです。この段階で、個々の人がいろいろ別の良いと思う方向に向かうことで多様性が確保できるのではと思います。そしてアンテナの張り方も重要です。Webで参照出来る技術サイトがまず思い当たりますが、自分が見ているということは、他人も見ていると思うべきで、そうすると手軽に入手できる情報で満足する訳に行きません。メーリングリスト、メルマガ、プレスリリースなどもありますが、普通はこれにWikiやBlogサイト(RSS)を加えたくらいで(情報の洪水により)精一杯状態になることでしょう。最近の若い方はTwitterなど更に先を行く手段を持っているようで、良く頭の中が混乱しないものだと思います。

Social Networkingの一つのLinkedInではGoogleやYahooの専門グループと連携して結構簡単にそういったグループに入れます(LinkedInが良いというより、GoogleやYahooのグループの種類が多すぎて適切なものが探し出せないのかもしれません)。そういうルートで参加したメーリングリストから価値ある情報が得られる場合もあります。

さて、そうやって得た情報をどう咀嚼し活用出来るかが「個人レベルのAgility」の一部ではと思います。ここは多分公式や方程式の無い世界で、例えばフレームワークを活用したり、歴史と見比べたり、基本に立ち返ったり、個人がそれまで蓄積してきたものをどう活用するかではないかと思います。いずれにせよ、ソフトウェアとは無関係ですが個人レベルのAgilityはもっと注目されても良いのではと勝手に思っています。企業ではAgileな従業員たち(簡単に見つけられないかもしれませんが)を活用しどうビジネスにつなげるかというようなことも考えて貰いたいものです。

追加: タイミング良く次のポストを見つけました。

  1. Agility for agility’s sake

日本語(漢語?)では朝令暮改や君子豹変が近い言葉のようです(語源的には、朝令暮改は「君子は誤りを直ぐに正す」ということですが、「直ぐに変身出来るのが君子」というような説明を聞いた事もあります)。上の漫画で、それまでSOAと言っていた人がある日から急にCloud Computingと言い出す様子が皮肉られていますが、IT業界ではこの手の話が多くありますね。さてこの人は君子でしょうか、ただの人でしょうか?

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