標準化について(モデリング言語)

これまでの流れでモデリング言語の標準がUMLで対抗しそうなものがDSLだということがお分かりだと思います。

UMLは幾つも存在したモデリング言語・記法・方法論から標準化できる範囲を決めて合意を取ったものです。確かに標準ですが、例えばダイアグラムの種類の多さをみると、通信プロトコルやミドルウェア程には「標準にこう書かれているので、こういうデータしか受け付けられない」といったことが言えないところがあると思います。大体、同じ課題を与えてまったく同じクラス図が出来上るということがなかなか無いと思います。国際標準にもなっている標準記法ですが、Design by committeeと言う意味では通信やミドルウェアと変わりませんので、使い方において選択肢が結構あるということです。

DSLですが、こちらも結構歴史があります。UML対抗という意味では、最近の話に限定しても構わないと思います。以前も書いたと思いますが、DSLと大きなくくりをすれば同じですが、実際にはいろいろなキャンプがあります。ということは、ひょっとすると何らかのDSL標準が現れる直前の状況なのかもしれません。そういった標準が出来るとすると、OMGのモデリング標準(MOFも国際標準になっていたと思います)とどう調整を取るのか関心を持って眺めたいと思います。DSLで気になるのは、同じ種類のDSLでも異なる種類のDSLでも良いのですが、似たような分野に適用し似ているものの異なる種類のモデルを量産されることです。1種類でも問題なのに、沢山でこれをやられると、後でモデル変換を山ほどしないといけなくなる恐れがあります(これは容易ではありません)。本気で使うのであれば是非DSLも標準化して欲しいものです。

標準のReference Implementationという意味ではラッキーなことにeclipseがあります。以前eclipseのモデリングプロジェクトを紹介したことがありますが、オープンソースでUML2エディタあり、SCAエディタあり、BPMNエディタありですし、GMF他でDSL実践も可能です。このような環境で仕事が出来る最近の若い方は幸せですね。

元に戻って、結局オープンで多数の人に支持され使われるのが本当の標準だとすると、モデリング言語の標準化というのは実はまだ制定・発展途上(ひょっとするとまだ入り口に過ぎない?)なのかもしれません。

標準化について(モデリング言語)

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