Sphinxの現状について

Sphinx というのは eclipse modeling ツールの新顔の一つで、組込み分野をターゲットにしたMDD ツールを目指しているものです。 どうも開発状況が良く分からなかったのですが、 SlideShare にそれが分かるプレゼン資料が公開されましたので紹介します。

  1. Sphinx: An Industrial Strength Tool Platform Fostering Model-driven Development of Embedded Systems

関連するツール(Artop と Papyrus)との比較もありますので、少数かもしれませんが気になっていた方はチェックしてみてください。

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Sphinxの現状について

組み込みシステムのイベントについて

11月の18日〜20日にかけて横浜でEmbedded Technology 2009というイベントが開催されます。

  1. Embedded Technology 2009

組み込みシステムのソフトウェア規模は現在エンタプライズ系に匹敵するともいわれており、その中でMDD(モデル駆動開発)がうまく適用されていることも知られています。 MDDの観点で、組み込みとエンタプライズでどこがどう違うのか興味の有るところです。 このイベントでは次のようなセションが用意されており、出来れば勉強に行こうと思っています。

  1. テクニカルセッション
  2. 設計・検証ツールトラック

この分野にご関心をお持ちの方、一緒に参加されませんか?

組み込みシステムのイベントについて

ETSS国際シンポジウムについて

昨日(5月26日)次のイベントのなかのETSS国際シンポジウムに参加してきました。

  1. IPAX2009

組み込み技術のスキル標準に関する国際シンポジウムで、アジェンダは次のようなものでした。

  1. ETSS国際シンポジウム

一言で言うとETSSというのは組み込み技術者が必要とする技術領域とスキルのレベルを規定できる枠組みだと理解しました。確かに組み込み系を念頭において策定されたものだということは分るのですが、一般のエンタプライズ系とそれ程大きな差異も無い様にも感じました。

背景の知識などが不足していたため、最初は余りイメージが涌きませんでしたが、最後の事例講演で「これは役に立ちそうだ」と思うようになりました。この事例講演の最後で、このETSSを自動車業界でのモデルベース開発というスキルにカスタマイズして使っているというお話がありました。

  1. JMAAB

自動車業界のモデルベース開発というのはMATLABを中心として適用されているようで、先日のソフトウェア開発環境展でも組み込み関連の場所ではMATLAB関連の製品を多数見かけました。ところで、以前から「組み込み系ではモデルベース開発が結構使われて成功しているらしいが、どうしてエンタプライズ系ではそれ程うまく行かないのか」ということが疑問でした。これに関して、偶々ですが次のようなブログポストを見つけたので紹介します。

  1. Model-driven development – Embedded v/s Enterprise software

最後に、ETSS国際シンポジウムの中でISOで標準化を担当されているカナダの方の講演の最初に「カナダの大学ではこういった人を育てようとしている」ということで興味深い(共感できる)リストが示されました。勝手に引用箇所を引用させてもらいます(オリジナルがどこにあるのか現時点では不明です)。

People of an Innovating Economy:

  1. “have leading-edge research skills;
  2. have complex problem solving skills;
  3. are committed to lifelong training and updating of skills;
  4. know how to put new technology to work;
  5. exhibit leadership and entrepreneurship;
  6. bring products, processes and services to markets; and
  7. can engage and cooperate at an international level.”

いかがですか?

ETSS国際シンポジウムについて

組み込みシステムとモデリングについて

個人的には余り経験がありませんが、モデリングツールの適用先ということで良く組み込みシステムが話題になります。民生品では携帯電話やロボットなどですが、海外では軍関係の領域でいろいろあるようです。考えてみると、単純な券売機や自販機の状態遷移に基づく動作など、もともと向いていたのかもしれません。

iUMLというツールがありますが、基本的にクラス図と各クラスの状態遷移と動作を記述するアクション言語から構成されています。他のUMLダイアグラムを使わないという意味で、UMLサブセット+スクリプトということになりそうです。こうなると、基本となるクラスの選び方・設計が「非常に」重要になります。

メタモデリングツールも良く組み込み系で使われています。多分、電子部品等の組み合わせをコンポーネントとそのポート同士のワイヤリング・接続でうまく表現出来るためではないかと思います。航空機産業でも使われている模様ですし、当然ながら自動車産業でも利用されている筈です(現場は知りませんが)。

先日ロボットのミドルウェアに関する入門書を眺めましたがモデリングを使った説明がありました。興味深かったのはプラットフォームのモデリングで、エンタプライズシステムがWebアプリケーションをマルチティアの形で実現するように、単純には入力・処理・フィードバックというような制御ループの構造をベースにしているようだという点です(実際はもっと複雑なものだと思いますが、分かり易い説明でした)。

(エンタプライズシステム同様)組み込みシステムでも、どんなモデルをどんなプラットフォーム(を抽象化したものやフレームワーク)にマッピングするか、がポイントのようです。モデリングツールは使う人の好みで良いのではないかと思うようになってきました。

組み込みシステムとモデリングについて