The Open Group Releases SOA Ontology Standardについて

The Open GroupからSOA Ontology標準というものが発表されました。

  1. The Open Group Releases SOA Ontology Standard To Increase SOA Adoption and Success Rates

メディアにも取り上げられています。

  1. The Open Group bridges SOA definitions gap with release of new technical standard SOA Ontology
  2. Open Group Releases SOA Ontology Standard: What is It and Why Do We Need It Now?

SOAに関連する概念のOWL(Web Ontology Language)による表現が入っており、SOAの実システムへの適用経験からOntologyを深めたということのようです。 ただ、TOG以外から既に出版されている標準などはどう対応するかバラバラになりそうで、最終的に整合性の取れたSOA標準群が出来るのかどうか今後を見守る必要がありそうです。

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The Open Group Releases SOA Ontology Standardについて

ONTORULE Projectについて

EUのプロジェクトでONTORULE Projectというのがあります。

  1. ONTORULE Project

意味としては “ONTOlogies meet business RULEs” ということだそうです。 ホームページの下の方にあるビデオでどんな方向で考えているのか少し雰囲気が分かると思います。

やはり BPM で扱う Business Process だけではなく、Business Rules や Policies も組み合わせたシステムが今後の一つの方向性のような気がします。

ONTORULE Projectについて

Semantic Interoperabilityについて

BPTrendsにDavid FrankelさんによるMDA Journalシリーズの新たなコラム記事があります。

  1. BPTrends
  2. Semantic Metadata – Tapping the Potential of Semantic Ontologies (PDF)

本ブログでも何度も触れていますが、メタモデルやDSLをどんどん作成してゆくと段々重なる部分が出てくるため、それらの間の関連をきちんと定義しないと併用出来ないという事態に陥ります。 そのあたりの問題をSemantic Interoperability問題と言っているようです。 この問題を解決するには、どうしても各メタモデルやDSLで構成要素となっている概念自体についてのOntology的なアプローチが必要になってきます。 というような背景もあり、FrankelさんはSemantic Ontologiesという言葉で一つのアプローチを説明されています。

決して容易に解決できる問題ではないと思いますが、このような問題があることを意識しておくことが未来につながる第一歩かと思います。

Semantic Interoperabilityについて

Eclipse Modeling for Semantic Webについて

興味深いオープンソースプロジェクトの紹介です。 Semantic Webの代表的な仕様である OWL と RDF を eclipse EMF と連携しようというものです。

  1. emftriple – (Meta)Models on the Web of Data

”EMFTriple provides a set of Eclipse plugins to help you bridge the Eclipse Modeling Framework (EMF) and Semantic Web (SW) technologies such as OWL and RDF.”

良い狙いだと思いますし、一つのツールから各種データにアクセスしたいという気持も良く分かります。 なお、近年はGoogle社によるプロジェクトホスティングもかなり利用されているようです。

Eclipse Modeling for Semantic Webについて

The Essential Projectについて(2)

先日のThe Essential Projectについての続編です。別の方の本件に関するポストの紹介で、もう少しイメージがつかめるのではと思います。

  1. Essential – an Open Source EA tool based on Protege

ここに書いてあるように、Ontologyのポストで紹介したProtégé が基盤として利用されています。米国のFEAなどをやられている人達の講演他を聞いていると、米国政府全般のことなのか軍関係だけなのか良く分りませんがこれまで蓄えてきたOWL資産がかなりあるようです。この資産の持ち主(政府機関)がFEAやEAを推進すると、どうしてもこのようなツールにつながってゆき、更に(最近のファッション?で)UMLにつながってきます。この後者の「つながる」ですがマッピングを意味しています。これはOMGで標準化が行われているOntology Definition Metamodel (ODM)というものの存在、そして軍関係ではこれもOMGで標準化が行われているUML Profile for the Department of Defense Architecture Framework (DoDAF) and the Ministry of Defence Architecture Framework (MODAF)の存在をあわせて考えると、そういうことではないかなと想像してしまう、ということです。

日本の場合はどうもそういった資産が余り無さそう(オフィス文書中心?)ですが、今後のことを考えるとこのあたりも意識しておいた方が良さそうです。

The Essential Projectについて(2)

Ontologyについて

モデリングの世界ではUML、メタモデリング、DSLなどの話題が豊富にありますが、Ontologyというのも近い場所にいると思われます。W3Cで推進しているSemantic WebはOntologyを活用した次世代Webだと言われています。

ビジネスモデリングの世界では現在ビジネスプロセス管理が中心的な役割を果たしていますが、これと同じようなビジネスルール管理という世界があります。つまり、プロセスで整理するというより、どんな規則がありどう適用されるかという観点での整理を行おうというものです。プロセスエンジンに対応するようなルールエンジンがありルールを実行します。実際にはビジネスプロセス処理の中でビジネスルールの適用・実行を行うようなハイブリッドの形態で使われることが多そうです。

ここから本題に入ります。ビジネスルールというものはどのように記述されるでしょう?まず基本として自然言語で規則を書き下し、それを何らかの形に構造化します。詳しくは、ビジネスルールの世界の標準である Semantics of Business Vocabulary and Business Rules を参照して頂きたいのですが、どうしても言葉・概念がその要素になります。従って、そこに出てくる言葉・概念が、別の場所に書かれている言葉・概念とどういう関係にあるのか(例えば、同じなのか)ということが大きな問題となり、そこからOntologyの世界とのつながりが出てきます。

Ontologyという学問・研究は意義のあるものだと思いますが、これが実世界でどう適用されるのかという点が気になっています。上に書いたように、概念Aと概念Bが同じかということを(推論エンジンなどを使うことになると思いますが)100%の精度で言えるでしょうか?もし、AとBが70%の確立で同じであり、BとCも70%の確立で同じだとすると、AとCは49%の確立で同じ(?)ということになり、50%以下の確率のものをコンピュータ処理で使えるでしょうか?きっと何か良いアイデアがあるのだろうと思いますが、この点がOntologyを実際に使うというと気になるポイントです。

それは素人の考え方だと思われる方、正しい理解の仕方をアドバイスして頂ければ有り難いです。

ところで、Ontology関連の有名なオープンソースツールがあります。Protégé というOntology Editorです。このツールで作成出来るもの(画面例など)をみると、Ontologyで目指している方向性についてイメージが涌き易いかもしれません。

Ontologyについて