TextUML & Cloudfier について

これまであまり真面目に調べたことがなかった TextUML について調べています。

TextUML はテキスト形式のUMLエディタで、完全ではないにしろ UML 仕様を結構真面目に実装しています。 次は私のお試しモデルです(まだ細かい点をマスターしていないので、間違いが含まれているかもしれません)。

screenshot#3

これを Cloudfier というクラウド上のモデル開発環境兼実行環境に持ち込むと、デフォルトで結構良さそうな画面やDB等を生成してくれ、プロトタイプ・検証に充分使えます。ドキュメンテーションはこの実効環境(Orion)にログインしないと見つけられないかもしれません。

ただ、今のところ日本語が扱えない模様ですので、とりあえずはお試し的にモデルの確認に使うのでしょうか。一つ興味深かったのは、他の UML ツールで作成した .uml ファイルをこのエディタでオープン出来ることで、英語のクラス図があれば(制約はありますが)この環境に持ち込むことで実行シミュレーションが出来るという点です。

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TextUML & Cloudfier について

Obeo UML Designer の紹介

Eclipse ベースの UML ツールは各種あり、オープンなものとしては Papyrus が良く知られています。 オープンという意味では Obeo UML Designer もあり、今回はこちらを紹介します。

昔はそうでなかったと思うのですが、Obeo 社は多くのオープンソースプロジェクトを持っているようです。 彼らの製品ページは次のようになっています。

最初にコマーシャル製品(SmartEA, Designer, Agility)があり、次に Eclipse Open Source Projects として Sirius, Acceleo などが続きます。 そして最後にオープンソース製品として、UML Designer, SysML Designer などがあげてあります。

さて、UML Designer ですが、次の専用ホームページがあります。

説明によると Sirius ベースとあります。多分 Eclipse の UML2 プロジェクトの成果を利用してグラフィカルエディタを作成したのだろうと思われます。 ダウンロードして使ってみるとなかなか使えます。 日本語が通らないと使って貰えないことがありますので、定番の日本語化(Pleiades)を適用してみました。 そうして作成したサンプルのクラス図を次に示します。

ObeoUMLDesigner

いかがでしょうか? Eclipse の他のモデリングツールとの連携は良いはずですので、是非お試しください。

Obeo UML Designer の紹介

UML in Practice talk at ICSEについて

Timothy Lethbridge さんのブログの紹介からです。

  1. Timothy Lethbridges ideas on Technology and Politics: UML in Practice talk at ICSE: And How Umple Could Help

前半は、ICSE というカンファレンスで Marian Petre さんという方が話をされた ”UML in Practice” の内容紹介で、50名のソフトウェア開発者に「UML 使ってますか?」という質問をした結果についてです。 この部分もそれなりに興味深いものになっています。

後半は、この方が関わっていると思われる、カナダのオタワ大学の Umple というシステムの話に移ってゆきます。 このシステムはテキスト形式で単純化したクラス図(状態線図も書けるとの事ですが試していません)情報を入力するとクラスダイアグラムを表示してくれ、更にボタンを押すと Javaコードも生成してくれるというものです。 上のページにリンクがありますので、興味の有る方は試してみて下さい。

これに類似のシステムとしては GenMyModelもあり、こちらはダイアグラムが主体となってコード生成を行います。

 

UML in Practice talk at ICSEについて

MINERVA (Eclipse SoaML plugin)について

MINERVA: Model drIveN and sErvice oRiented framework for the continuous business process improVement & relAted tools という(多分アカデミックな)プロジェクト(成果)の紹介です。このプロジェクトでは Eclipse 用の UML ツールである Papyrus をターゲットとして SoaML の実装をしています。オープンに使えるようです。実は最新の Papyrus 用に SoaML Profile を自作していたのですが、途中でこれを見つけたという次第です。

  1. MINERVA

ちょっと注意が必要なのは、このプロジェクトの実施された時期が2010年頃であり、Eclipse  や Papyrusといっても現在のものでは動作しません。私は Eclipse Modeling に Helios の SR1 を使い、Papyrus は 0.7.2 を使いました。その上で、

  1. SoaML Eclipse plug-in: Implementation of the services modeling standard SoaML as an Eclipse plug-in

のページから Plugin をダウンロードし、解凍して出来た Jar ファイルをすべて Eclipse の Plugin フォルダに放り込みます。それなりに良く作り込まれています。ドキュメントはスペイン語ですが、Google Translate で何とかなります。動かしてみると、Collaboration の楕円形が Papyrus に実装されていないため長方形でやることになりますが(本質的な話ではありませんので)SOAモデリングが気楽に使えるかどうかの味見には十分だろうと思います。

面白いツール紹介風に書きましたが、個人的にSoaML的モデリングは結構強力で実用的だと思っているための紹介です。少なくとも、ビジネスモデリングのレベルでの使い方や、コンポーネントやWeb Serviceに対応するレベルでの使い方があります。

なお、OMG を調べると「SoaML のツール実装状況」が記載されたページがあります。ここにあるような商用製品を気軽に試せるかどうかは皆さんの置かれた環境次第だろうと思いますが、このPapyrus+SoaML Pluginは味見用として最適ではないでしょうか。もちろん、商用製品の方が使い勝手が良く便利な機能も多く含まれているはずですから、味見後にSOAモデリングが使えそうと思ったらそちらの道も選べます。

MINERVA (Eclipse SoaML plugin)について

OMG Updates UML Standard, Issues New Healthcare Specification at California Meetingについて

久々に OMG が TC 会議終了後すぐにプレスリリースを出しました。

  1. OMG Updates UML Standard, Issues New Healthcare Specification at California Meeting

新たに採択された仕様として

  1. UML Specification Simplification
  2. Healthcare Community Services Provider Directory

の二つがあるそうです。特に気になるのは前者です。UML の外部仕様はそのままに内部構造を見直しシンプルにするという努力の結果となっている筈です。どの程度目標に近づいたのか、ゆっくり確認する必要があります。後者の仕様については日本でも使えるものなのかどうかが気になります。

この二つ以外では次の改訂が認められたようです。

  • Asynchronous Method Invocation for CCM
  • Interface Definition Language (IDL) to C++11 Language Mapping (IDL2C++11)
  • Second Alf 1.0
  • Second SMOF
  • RUBY CORBA Language Mapping 1.2 (RCLM)
  • UML Testing Profile 1.2

モデリング系では Alf , SMOF, UML Testing Profile の三つですが、Alf については改訂内容をみておいた方が良さそうです。CORBA/CCM 系も改訂が続いていますね。

OMG Updates UML Standard, Issues New Healthcare Specification at California Meetingについて

Eclipse Modeling Meet-up in Tokyo

ちょっとしたお知らせをさせて貰います。

12月7日(金曜日)夜に東京で

  1. Eclipse Modeling 勉強会

を開催予定です。 国内にこのあたりの情報交換をする場が無いなと思っていましたので、試しに一度開催してみようということです。 話題としては、例えばEMF, GMF, Xtext, SCA, BPMN, UML などに関連した話や、これらを利用したエディタやアプリ開発の経験談などで、Eclipse と Modeling がキーワードです。

ご関心をお持ちの方は上のページをご覧ください。

Eclipse Modeling Meet-up in Tokyo

“Model-driven Software Engineering in Practice” book について

Model-driven Software Engineering in Practice という書籍についての紹介です。

ざっと目を通しただけなのですが、OMGのMOF/UML etc. から eclipse modeling project に含まれる(非公式なものも含め)モデル駆動ソフトウェアエンジニアリング(MDSE)系のプロジェクト・話題について広く説明しており、これまで(Webページとしてはありましたが)本としては深く書かれていなかった領域を活字にしたものだと思います。 多少読みにくい部分もあったりしますが、この領域に関心を持つ人には参考になる本だと思います。

ご参考までに、この本のサイトもあります。

“Model-driven Software Engineering in Practice” book について