First Step: Modeling + Generative AI

Generative AI についての情報収集は難しくありません。何しろネットの世界のあちこちに、ニュース、ブログ、Youtube解説などがあり、むしろ多過ぎてどれを視聴すれば良いのか判断に困るほどです。そんななか、幾つかの情報を組み合わせて、私もやってみました。

最近流行りの Dify を docker を使いローカル実行し、Meta社が提供するオープンなOllama3を利用して、ローカル(Mac上)で ChatGTP のような自己完結型の環境を作りました。そして、RM-ODPの Part 2/3/Enterprise Language の pdf ファイルを事前情報として渡した上で、RM-ODPに関する幾つかの基本的な質問をしてみました。

以前、ChatGTPでほぼ同じことをしたのですが、結果から言うと ChatGTP の方が良い回答が返ってきたような気がします。ただ、あの時は色々なやりとりを先に行なっていたかもしれないので、誤差の範囲なのかもしれません。また、言語モデル自体についてもパラメタ数など差があるので、これはこれで満足すべきかもしれません。

Eclipse/Xtext と Eclipse/Sirius についての質問をしてみましたが、ある程度はわかっているようです。ただ、実際に Xtext 文法を作らせると、いまいちなものしか出てきませんでした。ChatGTP の時の方がもっともらしい結果が得られたと思いますが、やはり環境の違いによるものかもしれません。

この実験から言えることですが、まず、知識を与えて育ててゆけばある程度使えるところまでもって行けるかもしれない、ということです。また、AI 技術は競争も激しく日々進化していますので、あっという間により良い技術が出てくる可能性もあります(多分そうなるのでしょう)。現時点では Modeling + Generative AI を要素とする何かを想定して準備・実験を重ねてゆくのが良いのかと思います。

なお、関係ありませんが、出たばかりの ChatGTP 4o がとても早いので、しばらくは止められないですね。

First Step: Modeling + Generative AI