EclipseCon 2012に参加してきました

3年ぶりにEclipseCon(3月26日~29日)に参加してきました。

Reston and the hotel

前日にOMGとEclipse共同のModeling Workshopというのがあり、それにも参加しましたが、その話はまた別に書きます。

月曜日はチュートリアルの日で、興味深いものが沢山ありどれに参加するか本当に迷います。 といっても、今回も「モデリング専科」ということで、午前のXtextと午後のやはりModeling Symposiumというのがありそこに出ました。 Xtextは新Xtend言語を使うことでJava言語とのインテグレーションをとても高度なものにしており、今回はそのほんの入り口について課題を設け参加者に文法やXtendテンプレートを書く練習をさせるものでした。 この課題は、Xtextの最新版を入手すれば含まれていますので、興味のある方はお試しください。 午後は、各種Eclipse Modeling Projectの紹介でしたが、普段から広く眺めている訳ではないため、雰囲気だけアップデートを受けたようなものでした。

火曜日が本当の初日になり、方針の「モデリング専科」に従ってあちこち回りました。 この日はDSLの話題が多く、Xtextがハードよりの分野で活用されていることが分かりました。 またグラフィカルなDSLへの取り組みも幾つかあり、GMFや、その代替のものや、テキスト系DSLでモデル作成後にビジュアライズというプロセスを設けるものなど、まだまだ進化しそうです。

水曜日は、「車」というプラットフォームにおけるアプリケーション開発の話から始まり、BMWの人による「実行可能テスト仕様」というとても応用の効きそうな興味深い話や、GroovyのDSLDの話、エンタプライズシステムにDSLを適用した時のノウハウの話、最後にEdさんによるXcoreの説明まであっという間の一日でした。

最終日の木曜日はXtext/Xtend系のセションが三つあり、SvenさんによるXtend紹介、ドメイン特化ステートチャート、Xtextベストプラクティスに参加。 DSLは特に応用例が興味深いと感じます。 最後のクロージングで主だったプロジェクトリーダを檀上にあげてのインタビューがありましたが、v4.2に向けて全部のプロジェクトで対応が進んでいることが分かりました。

今回のEclipseCon参加者は650名だそうですが、日本からの参加者は3年前より少なかったと思います。 私は日本から参加の3社5名の方とお話しましたが、それ以外にも数名おられたのではないかと思います。 昨年はネットでフォローしていたのですが、やはり、実際に目の前でデモを見せて貰ったり、開発者ご本人たちと話が出来るこの場は貴重で、参加する価値は充分あると思います。

余談ですが、帰りの飛行機が悪天候で成田に降りられず名古屋に着陸し数時間待機した後改めて成田に飛ぶ、という体験をしました。

EclipseCon 2012に参加してきました

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